カステッロ・デル・ポッジオのエステートはモンフェラートのアスティにあるポルタ・コマロ・ダッチに位置しています。名前は、中世のブネイス家支配下に作られた要塞からとられ、誰によって建築されたのかは不明ですが、中世の時代に造られたことだけは、わかっています。要塞に使われている煉瓦で一番古いものは11世紀から14世紀のものとされ、中世のイタリアにおいて最も強力な地方とされたこの地を守るために要塞化されました。最北端にあたる部分はバルデルテンプ、とこの地方の方言で未だ呼ばれています。これは寺の丘という名前で、この当時はテンプル騎士団がこの地を所有していた、と中世のアスティの発展について唯一記述され、現存するアステンシス写本に書いてあります。ブネイス家の一番最後の子孫にあたる人物はこのエステートをアスティ大主教に寄贈し、18世紀には夏の別荘として使用されました。現在ポッジオ・エ・オトロなどの旧所有者達との交渉、折衝を経て、領地、ワインの再組織化に取り組み、エステートが再建されました。
ワイナリーは180ヘクタール(444,6エーカー)の土地があり、そのうち158ヘクタールでワイン栽培を行なっており、そのほとんどはポルタコマゾ・ゾーンに位置しています。残りの22ヘクタールはサンタ・マルガリータ・ディ・コスティグリオーレ・ダッチのカッシーナ・ブリッコーネにありますが、これらはモスカート・ダッチのワイン生産を献身的に担っています。典型的な大陸気候は沿海アルプスで起こるバリアや南西から吹く風の反対方向に位置するリグリアンアペニンに影響され、季節によって変化があります。地理的に湿度が高く、積雪もあり、夏の季節には暴風雨の訪れもある地域性が特徴的です。
上品なブラックベリーを思わせる果実のニュアンスの中にパワフル果実味と綺麗な酸が広がりとても上品な赤ワインです。
色彩はルビー・レッド、桑の実と果実香が混ざり、時間と共に甘草や熟したプラムの香りが際立つ。酸味とバランスのとれたフルーティーな味わいが口内に広がり、後味も心地よく続きます。
お馴染みのマスカット種。白桃のコンポートを連動させるやわらかく上品な香りと熟した果実本来も甘みが口いっぱいに心地よく広がります。
熟したストロベリーを感じさせる甘みとほのかに酸のバランスガが口いっぱいに広がり食前酒、食後酒におすすめのロゼスパークリング。
12ヶ月の樽熟成。熟したチェリーや小さな赤い果実の香り、深くて調和の取れた味わい。非常に余韻が長く最後にアーモンドを感じる。
12ヶ月の樽熟成。熟したチェリーや小さな赤い果実の香り、深くて調和の取れた味わい。非常に余韻が長く最後にアーモンドを感じる。
ヴァニラ、リコリス、赤いベリー系の果実を感じさせる複雑でリッチなブーケ。非常に濃厚なブラック系の柔らかな果実味が口いっぱいに感じられるとても繊細かつエレガントな飲み口。