テヌータ・イル・ボスコは、かつてテオドッテ・ディ・ゼネブレッド修道院に属していた丘陵地一体を所有しています。中世の書によると、ゼネブレッドという名前の語源はラテン語の「ジネプレタム」に由来し、その理由はジュニパー(ネズの木)があたり一帯の小高い丘に多く茂っていたからだそうです。この一帯は中世の時代はゼネブレッド・デラ・プステルラと呼ばれ、土地の大部分はサンタ・マリア・テオドッテ修道院が所有していました。この修道院の建物は壁に囲まれていたのですが、12世紀、壁に小さなドアが作られ、そのドアはプステルラと呼ばれていました。北部から移住してきた人々がポー川を渡ってこの地にやってきた後、テヌータ・イル・ボスコという名前をつけ、その人々はリグリア人、ゴール人と呼ばれてこの地に定住しました。そして有名なクラスティディウム(現カステッジオノ)の戦いのあと、ローマ支配下となります。ローマに支配されていた間の時代は、建築などの開発事業が数多く行なわれ、この地は繁栄に恵まれました。それ以降、プリニウス物語にも書かれているようにブドウ栽培が行なわれ成功しました。ローマ時代の農学者コルメラも語っているように、美味なワインがこの頃から人々の間で楽しまれていたのです。
現在栽培されているワイン畑の面積は152ヘクタール(375エーカー)であり、ゼネブレッドでのイル・ボスコの規模はオルトレポ・パベーセの中で2番目に大きいものです。手入れのゆき届いた栽培法は中世にベネディクティン修道僧が、一度放置されてしまったワイン畑を再生させるために行なっていた手法を継承しています。
非常に色合いは濃いルビーレッドでフルーティな香り。ソフトなタンニンで舌触りが滑らか。完熟したベリーを連想させるフルーティな味わい。初心者~上級者まで楽しめるアイテムです。
華やかな香りと、ピノネロ特有のラズベリーやイチゴ熟れた果実を思わせる豊かな果実味で、しっかりとした後味が感じられます。
瓶内二次発酵ならではのビスケット香。きめ細かく優しいが非常に長くアフターに続く泡、しっかりとした骨格の中に綺麗な酸が際立つ気品にあふれたスパークリングワインです。
高級品種のリースリング使用。りんごや洋ナシの淡い香り、さわやかな草原の香りのニュアンス。ミネラルを感じさせる香り。柔らかく繊細な若々しさを感じさせる余韻は長く、心地よいフィニッシュ。